都会のオアシスのやっつけ仕事感
やたら癒しを売りにする店やスペースが増えたと思わないか?
都会の癒しスポットはもう飽きた。特に色使いが。
緑と茶色を置いておけば成立するのか。
多機能且つオシャレな空間となっているがどこも似たり寄ったり。
トイレ、カフェ、商業施設と併設されている憩いの場、
しまいには「使い道のわからない跡地だって丸わかりなのに無理やり癒しの場を作ってる!」とわかるものまで出てきた。改修工事の巨大な壁のスキマからチラッと見えたときはゲンナリとしてしまう。
最初はきれいだなー私の部屋もこういう風にしたいなー(*'ω'*)と夢いっぱいだったけど、だんだん見飽きちゃって。今ではまたかって感じです。
気になる空間を書いておいた↓
オシャレっぽく見せようとする商業施設
<西国分寺駅ホーム>
工事を終えた西国分寺駅ホームのお店も他所を真似た感じ。出来たときはなかなかショックだった。西部劇をイメージしたような建物がこじんまりと並んでいるではないか!
国分寺界隈はこまごまとしたお店が並ぶ都会と田舎の間みたいな環境だったのに都会のマネばかりしちゃって…。
<六本木ミッドタウン>
ここでは休まらなかった。
都会のオアシスで子供ものびのびと遊んでいたけど、都会の中に自然を拡張させた感があってむなしかったのを覚えている。
部屋かと思うくらいキレイなトイレ
菌の存在を忘れてジュースを飲んでしまったことがあるくらい!
<大宮駅>
オシャレで女子トイレは大盛況。森の中をイメージした空間はわっさわっさと葉っぱが。スッキリとした森の香りに包まれて化粧がはかどる。
<有楽町のルミネ>
めちゃくちゃおススメスポットでまた行きたくなるトイレ。
黒と白を基調にシックにまとめられている。さりげないガ―リーな装飾が上品さを引き立ててオンナゴコロをつかんでは放さない。
<渋谷ヒカリエ>
フロアごとにコンセプトが違うトイレで、二つ目の写真は3階にある「エアシャワーブース」で花粉やほこりを取ってくれるものです。ハイテク過ぎて渋谷に来た時はやっぱり行ってしまう。
詳しい説明はこちらから。
トイレの空間を巡るのが趣味でもあって色々と見てきたけど…
作り込まれた空間って癒されない!
落ち着かないんですよ。
結局、大自然の優雅さにはかなわない。
大自然が安らぐのは端的に「おおざっぱ」だからだ。なんでかって?大自然「勝手に生えてます。生えてやります。ボーボーだけど許してねへへへ」と図太さがある。そして優しくハグをしてくれるような懐の深さがある。人間はちっぽけだと自覚せざる得ない。
だけど人工的な自然は「いい子ちゃん」なのだ。安らぎよりも自然ぽくしようと選んだ配色や、規則的に並ばれた花木が「きれいに置いてあるでしょ?キリッ」と言っているように感じる。
生えっぱなしで不揃いに並ぶ森林が風でゆらいでいるのが一番であった。