私は23才まで男性だと思い込んでいました。
【問題定義】
LGBTが話題となっていていますが潜在的に多いのは、
「性別を受け入れたいのに自信がなくてできない人」ではないでしょうか?
これは体も心も女性だから女性だと認識したいのにできない状態を指します。男性も同じ。私は15才~23才まで男性・中性だと思い込むようにしていました。
~それはこじらせ女子・こじらせ男子と言う~
本当はあるべき姿を受け入れて堂々としたい。でも周りの勝手な判断で男性、女性ぽくない人はデリカシーのないことを言っても大丈夫!と思われて苦しむ人は実は多いのでは?
女性であるという自意識を周りの冷たい言葉によってねじ伏せられてしまう。他のトラブルも抱えていて自殺を試みては失敗していました。
~2大テーマ~
1、性別を受け入れるまでに起きたトラブル
2、「一生女性宣言!」と図々しくいよう
1、性別を受け入れるまでのトラブル
~笑わせていたのじゃなくて笑われていた~
自分で言うのもなんですが「いじられキャラ」でした。モットーは「組織に同じキャラはいらない」いかに目立つかを集中する日々。
実際は飲み会でビールの中にメガネを入れられそうになったり、服を脱がされそうになったり、オシャレをすれば女友達に査定される、大の仲良しに「お前が彼氏を作るのを想像するだけで気持ち悪い」と真顔で言われたりと散々な時代でした。
~男性ぽく見られて悦に浸る~
黒短髪にふちメガネ、紫のスキニーパンツ、コンバースがお決まりのスタイル。全然かっこよくないのです。
ピチピチの高校生・大学生とは無縁の生活で、どちらかといえば私は男性なのだからとサバサバを演じていました。こうしなきゃ存在感が見い出せない。
~お笑いキャラは自意識の低さから生まれる~
多感な私は性差の壁にぶつかります。
男性のお笑いキャラっておいしいが、女性が笑いをとると全くうまみがなく笑わせるのも良いが他の場面で品の良さが求められてしまう。そう、女性らしさが必要になる。
実はここまで嫌だと言ったことがなかったのです。笑いなんか求められていないのに存在感が出せるからと自意識の低さを補うかのように「職業・いじられキャラ」演じて病気になりました。
~弱い者は自尊心の低さを見抜かれている~
自尊心100%なのが何かのトラブルで20%、30%…と落ちていく。それを補うものは自分を下に下げる行為。でもそれをすると、もともとノーマルだった人が自尊心の低い人を見て強くなってしまう。
しかもお笑いキャラって笑わせると笑われるの調節が非常に難しい。卓越した計算と戦略が不可欠。雨上がり決死隊の宮迫さんや土田さんって本当にすごいよ。
先生が言う「みんな仲良く!」の違和感をテーマに書きましたが、同じように女性らしい品性の良さを感じられない行為も、エスカレートすればいじめになるかもしれません。
2、「一生女性宣言!」と図々しくいよう
なんで堂々とできないんだ!と体中を血が出るまでかきむしっていました。リストカットは絶対にしないと決めていたのに自分を痛めつける行為はリストカットと変わらない。
~もうこじらせなくて大丈夫~
病気になってから女性だと認めたいのにできないのは、女性として生まれ持った体の機能をぞんざいに扱うことだとわかりました。
こじらせな人だって同じです。きっと体さえも大事にしていない。
自尊心の低さが行き着く先はどこかわかりますか?
孤独死です。
孤島に放り出されて戻ってこれません、永遠に。
さようなら。
受け入れないと自分を可愛がれないのです。そして他者に依存し、痛めつけます。そうは言っても自信を持つのはハードル高い!
だから…
1つ!最低限、卑下しない
2つ!体の機能を知る
底なしの沼に追いやらないことが自分と良い距離感を築くためのマナー。
そしてキャラ関係なしに体の機能を守りましょう。
あなたが女性なら基礎体温を測る、毎月の生理の状況を知る、乳がん検査を受ける、体を冷やさない。
あなたが男性ならモテないことを人のせいにしてないか、ファッションセンスのなさをお金がないせいにしてないか。
何があっても自分は女性・男性である認識は一生の財産です。
思い出が地雷になるその前に。